翠りんごの推し事と日常

おひとりさまを満喫するオタクの雑記

出会いと別れの

こんにちは。もうだいぶ春になってきましたね。

わたしは花粉症+慢性鼻炎持ちなので正直春はそこまで好きな季節ではないのですが、やっぱり長い冬を越した後の暖かさって身に染みます。太陽ありがたや。

 

春があまり好きじゃない理由はもうひとつあって、これは季節がってよりは時期がって話なんですが……新学期とか、新生活とか、そういうのが苦手なんですよね。

自分で言うのも何ですが、決して人付き合いが得意な方ではなく、むしろコミュ障だと思うので、春特有の新しい環境、出会いと別れのアレに翻弄されるのが苦手ですね……(*_*)

 

そしてこんな記事を書いているということは、早速別れがあったからであります。

職場で仲が良かったおばちゃん。20代前半が圧倒的に多い今の職場で、自分と同年代(もしくは少し年下)の人がめちゃめちゃ苦手なわたしにとって、一番仲良くさせてもらっていた方です。正確にはわからないけど、たぶん親世代の年齢の方だったと思う。

 

そのおばちゃんとは仕事中、話せる時はずっと色々なお喋りをしていました。

おばちゃんが若い頃からずっと続けている趣味の華道の話、お互いの好きなアイスについて、わたしが去年出た演奏会の話、おばちゃんの地元の話、そのマニキュアどこの?などなど……友達とするみたいな話を一緒にしてました。

中でも映画の話、これが最高に盛り上がった!

今年の1~3月くらいは観たい映画の上映ラッシュだったこともあって、お互いに「あれ観た?」「あのシーンのあの人どういうこと?」「これ絶対観に行った方がいい!今度休みに行ってきて!」ってな感じでほんと~に楽しかったんです。

 

わたしは『午前十時の映画祭』でやるような1950~1990年代くらいの古い映画も大好きなのですが、友達にはあまり似たような趣向の人がいなくていつも歯痒い思いをしてました。感想語り合いたいオタクあるある。

ところがどっこい、年代的におばちゃんはどんぴしゃで、昔の映画の話をしてみると「ああそれ観たよ~○○が出てる○○監督の映画だよね」とほとんど網羅しておりました。すごい。

わたしも一応アラサーではあるけど20代なので、おばちゃんにはよくびっくりされました。「えっあの映画観たの?……すごい古かったでしょ(笑)」って。

 

でも名作って言われてる昔の映画って、ほんとに名作ですよね。内容が難しくてぶっちゃけよくわからないものも中にはあるけど、あの荒い画質でも全然色褪せないくらい綺麗でかっこいい女優さん俳優さんがほんとに眼の保養で、それだけでまず満足できる。流れてくる音楽も大体聴いたことがあって「ああ~この曲はこの映画のこういうシーンで、この台詞のタイミングで流れてくるんだな」ってのがわかるし、ストーリーはとにかく引き込まれる……考えさせられるというか、深いというか、爆笑できる面白さじゃなくて、噛めば噛むほど~的な面白さっていうんでしょうか。(語彙力ゼロ)

 

 

話が脱線しましたが、そんなおばちゃんが辞めてしまったらしい。

というのも、人伝に聞いたので直接本人から聞いたわけではないんです。

数日前、普段話したことのない別のおばちゃんから辞めたという話を聞いて、やっぱりちょっとショックでしたね……。

別にわたしと何かあったわけではない(と思う)のですが、どうも最近見かけないなと思っていた矢先のことでした。シフト制の職場なので、出勤日はいつもバラバラなんです。

月末は旅行に行っていた(前の記事)ので、わたしが連休を取っていたその間に辞めたみたいでした。急だったから周りにも辞めることは話していなかったそうです。

「映画の話とかたくさんできて楽しかった、って言ってました」と伝言を受けて、咄嗟に「こちらこそ」って言おうと思ったけど、目の前にいるのはこの日初めて喋った別のおばちゃんだったのでやめました。空しくなっちゃって。本人に言わないと意味がない。

寂しいなあ。

その日の帰り道、春服とコーラとオランジーナとポテチを爆買いして、財布も寂しくなりました。